観光庁では、高齢者や障害者が旅行を楽しんでもらうための環境整備に取り組んでおります※1。今年度は、旅行会社等が実施する高齢者や障害者向けのツアー商品化に向けた「ユニバーサルツーリズム※2 促進に向けた実証事業」を行いました。今般、実証事業の成果報告会を3月7日(木)に開催いたします。ユニバーサルツーリズムの関心をお持ちの旅行会社や自治体等の観光関係者の皆様のご参加をお待ち申しあげます。参加無料
本報告会では、観光庁の「ユニバーサルツーリズム促進に向けた実証事業※3」の御報告の他に ユニバーサル・ビーチ協会代表のZICO・足立さんよる地域の先進的な事例の紹介や事業の関係者によるパネルディスカッションを予定しております。
- 観光庁のこれまでのユニバーサルツーリズムに関する取組は以下を参照
観光庁HP: ユニバーサルツーリズムについて - ユニバーサルツーリズムとは、すべての人が楽しめるように創られた旅行であり、高齢や障害の有無にかかわらず、誰もが安心して参加出来る旅行のこと
- ユニバーサルツーリズム促進に向けた実証事業の事業概要は以下を参照
観光庁HP: ユニバーサルツーリズム促進に向けた実証事業について
- 参加の方受付は終了しました
- 取材・報道関係者の方受付は終了しました
1.日時
平成31年3月7日(木) 13:20~16:20(13:00 開場)
2.会場
都道府県会館 402会議室
東京都千代田区平河町2-6-3 MAP
アクセス
- 東京メトロ有楽町線・半蔵門線 永田町駅5番出口より地下連絡通路を経て徒歩約1分
- 東京メトロ南北線 永田町駅9番b出口より地下連絡通路を経て徒歩約1分(地下1階出入口)
- 東京メトロ丸の内線・銀座線 赤坂見附駅D番出口より青山通り(国道246号)を上がり徒歩約5分(1階出入口)
3.報告会概要(登壇者敬称略)
- (1)観光庁より関連施策報告
- (2)事例紹介
- 「だれもがいっしょに楽しむ」を目指して
ZICO・足立(ユニバーサル・ビーチ協会代表)
- 「だれもがいっしょに楽しむ」を目指して
- (3)実証事業報告
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加藤 健一(山形バリアフリー観光ツアーセンター代表)
坂井 さゆり(石川バリアフリーセンター代表)
高野 朋也(株式会社 i-link-u 代表)
只石 幸夫(カムイ大雪バリアフリーツアーセンター会長)
諸見里 一寿(株式会社 国際旅行社)
安井 忠行(長崎バリアフリー推進協議会代表)
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加藤 健一(山形バリアフリー観光ツアーセンター代表)
- (4)パネルディスカッション
- 『多様なユニバーサルツアーの商品化に向けて』
- コーディネーター
- 久保田 美穂子(亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 准教授)
- パネラー
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グリズデイル バリージョシュア(「ACCESSIBLE JAPAN」代表)
ZICO・足立(ユニバーサル・ビーチ協会代表)
実証事業の実施者〔上記(3)と同じ〕 他
- 『多様なユニバーサルツアーの商品化に向けて』
主な登壇者紹介
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ユニバーサル・ビーチ協会代表 兼 大洗サーフ・ライフ・セービング・クラブ代表
ZICO・足立
1980年オーストラリアへ派遣され、日本人初ライフセービングLS指導員資格取得。普及活動を経て「日本ライフセービング協会」設立に携わる。1992年「大洗サーフ・ライフ・セービング・クラブ」設立。1995年大洗サンビーチで日本初のバリアフリービーチ、2007年からはユニバーサルビーチとして「だれもが一緒に楽しむ」活動を展開。現在、日本ライフセービング協会スーパーバイザー、理事として後進を育成。2017年度第13回JTB交流文化賞受賞。2018年度総務省ふるさとづくり大賞団体受賞。
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亜細亜大学 経営学部 ホスピタリティ・マネジメント学科 准教授
久保田 美穂子
1988年東京外国語大学ドイツ語学科卒業。(公財)日本交通公社で旅行市場の動向分析、宿泊産業・温泉地活性化調査等の業務に従事し、2017年からは亜細亜大学経営学部にて、観光による地域振興等について研究を行っている。(公財)中央温泉研究所理事。2018年度観光庁ユニバーサルツーリズム促進事業審査・評価委員会委員長。
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「ACCESSIBLE JAPAN」代表
グリズデイル バリージョシュア
カナダ出身、2007年日本で職を得て来日、2016年日本国籍を取得。生後半年で病により手足に障害が残り、4歳から電動車いすでの生活を送る。訪日外国障がい者向けの日本観光サイト「アクセシブルジャパン」を運営。2018年度観光庁ユニバーサルツーリズム促進事業審査・評価委員会委員。本事業では長崎のツアーを視察。
※内容、登壇者は変更の可能性があります。ご了承ください。
※成果報告会終了後に、アンケートへのご協力をお願いいたします。
主な実証事業の紹介
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世界一自由な空へ ~つばさへ乗って行こう~
山形県内で集合・解散となる着地型旅行商品で、山形県南陽市の南陽スカイパークにて車いすによるパラグライダーフライトを体験する他に、市内のワイナリーや観光果樹園、熊野大社等を訪問し赤湯温泉に宿泊するプログラム。
- 事業者名
- 一般社団法人山形バリアフリー観光ツアーセンター
- 実施結果
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- 期間中に日帰りと1泊2日のツアーを催行
- ツアー中はジャンボタクシーにて移動。熊野大社では車いす補助ツールを活用し参拝
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車いす滝行&車いすで走る千里浜の旅
石川県内で集合・解散となる2泊3日の着地型旅行商品で、石川県中能登町の不動滝において車いすのままでの滝行体験や、砂浜を車で走行可能な千里浜において車いすのまま波打ち際で遊ぶプログラム。
- 事業者名
- 特定非営利活動法人石川バリアフリーセンター
- 実施結果
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- 2泊3日のツアーを催行
- 地元の中能登町や旅行会社等も同行し、今後の受入強化に向けた機運が高まっている
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地域の視覚障がい者&盲導犬がプロデュースする雪と氷の世界(盲導犬を伴う視覚障がい者たちが楽しむ雪遊びツアー)
JR旭川駅集合・解散となる着地型旅行商品で、旭川冬まつり(100mぶんぶんスライダー、あかりキャンドル制作体験、雪像制作体験、雪遊び、冬の花火見学)、旭山動物園を見学するプログラム。
- 事業者名
- 特定非営利活動法人カムイ大雪バリアフリーツアーセンター
- 実施結果
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- 2/6~11開催の旭川冬まつりにあわせツアーを催行
- ツアーは企画段階から地元の車いすユーザー、視覚障害者等が参画し、ツアー当日もスタッフとして参加
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世界遺産・軍艦島上陸ツアー
JR長崎駅に集合・解散の着地型旅行商品で、リフト付き観光バスやバリアフリー観光クルーザーを利用し、軍艦島に上陸するほか、グラバー園、大浦天主堂など長崎市内の世界遺産及び長崎ランタンフェスティバルを楽しむプログラム。
- 事業者名
- 特定非営利活動法人長崎バリアフリー推進協議会
- 実施結果
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- 10月頭の台風によって軍艦島上陸の桟橋が破損したため、修復を待って2月にツアーを催行
- ツアー中はリフト付き観光バスにて移動
4.お申込み方法
会場の都合により定員になり次第締切とします(申込先着順)。
※入場に配慮が必要なお客様は、お申込みフォームにてその旨を記載ください。
5.取材について
- 本報告会はフルオープンでご覧いただけます。
- 取材を希望される報道関係者の方は、3月4日(月)までに下記申し込みフォームよりご登録をお願いいたします。当日は13:00までに会場までお越しください。
- 報告会の内容についての問い合わせ先
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観光庁観光産業課 担当: 鈴木(一)
TEL(代表): 03-5253-8111(内線 27-325) TEL(直通): 03-5253-8330 FAX: 03-5253-1585
- 参加申込みについての問い合わせ・メディア関係者取材申込み先
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(株)オリエンタルコンサルタンツ 地域活性化推進部 担当: 佐藤(真)、松田、大西
TEL: 03-6311-7867 FAX: 03-6311-8032 E-mail: